ゆりるといきましょう

チャイルドコーチングマイスター子育てに関するつぶやき

②基本のステップ1~その1~

6つの基本ステップ 

 

子育てコーチングには6つの基本ステップがある。

 

  1. 傾聴
  2. 共感
  3. 質問
  4. 承認
  5. 行動
  6. 継続

 

何かを理論で理解して、実践するのって本当に難しい。特にこのように言葉で学ぼうとするときに「どういうこと?」って考え込んでしまう。これは普段私たちが無意識にやっていることもたくさんある。でも、ちょっとしたコツが必要。

 

 いつも笑顔で、何かあっても、あっけらかんと乗り越えていける、「こんな難しいことなんて考えるからいけないのよ~~」って人に憧れる。。。

でも、私には無理で、少しでも自分の行動や言葉に意味を持たせて、「これで大丈夫」って安心したりする。3人の子育てで、いろいろ経験して、子どもが笑顔で成長している姿を感じて、少しずつだけど、やっと悩んでもしょうがないって思えるようになってきたかな。というより、悩むのが<私のやり方>になったんだろう。

 

 話を戻してーーーー

今日は 1.傾聴 について書く。

これは、子どもの話をよく聴くということ。そして、傾聴にもポイントが5つあるので、数回に分けて紹介していくことにする。

他の5つのステップができてなくても、「聴く」ことができれば、かなり大きな効果があると言われている。

 

聴くためのポイント① 

◇最後まで聞く

 

 最後まで話を聞くことは結構難しい。とにかく、親が途中で口を挟んでしまうことが多い。

・早合点、話の誤解

 子どもの話は、最初に結論が出ているわけではない。話の早い段階で口を挟めば、子どもが本当に伝えたいことからずれた意見をしてしまう確率が高くなる。

 →話を聞いてくれない。がっかりする。心が傷つく。

 私は若い時に楽しく話をしていて、「で、オチはどこ?」って言われて傷ついたことがある。それから、しばらく話をすることが怖かった。これも、こういうこととなのか(笑)ちょっと違うか。

 

・気持ちに水をさしてしまう

 子どもが何か話すのには勇気とエネルギーを使っているもの。口を挟んで、親が会話の主導権を握ってしまうと、子どもはそれ以上努力をして心を吐露する気持ちがうすれてしまう。

 →コーチングの最も大切な基本である、「お互いの信頼関係」が崩れてしまう。

 

・子どもの思考を遮る

 話をしている子どもは、自分の「本当の気持ち」を探りながら話をしている。これは本当に多い。親が途中で口を挟み、それに子どもが対応しなければいけなくなると、子どもの思考の流れが止まる。自分で何を言おうとしたかが分からなくなってしまうのだ。

 →子どもは思考の探求をあきらめ、「わからない」「どうでもいい」なげやりになってしまう。

 

 話を聞いていると、途中で正解を教えたくなる。何か悪いことをしているとわかったら、会話をやめてすぐに叱らないといけないと思う。でも、これでは子どもも次から話したいと思わなくなってしまう。もし、子どもの会話の中に叱らなければいけない内容があったら、子どもの話が終わってから、改めて正しいことを伝える。

まずは

 ※1つのセンテンスが終わるまで...

 ※無言でうなずくことでごまかす。(ひとり無言ゲームを発動させてみる)

 

 人は、話をするだけで大きな満足感を得ることができる、ということ。

これは、子どもだけのことではない。人と話をして、途中でアドバイスや意見を言われて、テンションが下がってしまった経験は誰にでもあるはず。

 

 誤解してはいけないのが、家庭での会話すべてにコーチングをする必要はないので、肩の力を抜いて、思いついたときにやってみよう。