④基本のステップ1~その3~
子育てコーチングには6つの基本ステップがある。
- 傾聴するー子どもの話をよく聞く
- 共感するー暖かな言葉で子どもの話を受け止めたことを表す
- 質問するーさらに深く自分を振り返るように子どもを導く
- 承認するー人から承認されることで、安心感や勇気を得る
- 行動ー子どもに解決案を考えさせる
- 継続ー自分で決めた目標を守れているかどうかフォローする
今日は、ステップ1.傾聴 ポイント③〔非言語コミュニケーションを聞く〕について。
聴くためのポイント③
◇非言語コミュニケーションを聞く
非言語コミュニケーションとは
視線
表情
体のしぐさ(ボディランゲージ)
声のトーン
のこと。
私たちは、コミュニケーションをとるときに、言葉以外のこれらのことからたくさんの情報を得ている。まだ、語彙力や会話のスキルが未熟な子どもなら、なおさら大切なものとなってくる。意識的に発する言葉とは対照的に、非言語コミュニケーションは無意識に発生する。
→→→子どもの心の中をより深く感じる手がかりとなる。
◎ボディランゲージ
・腕を組む
・袖口や手首を触る
・首をかく
・顔を触る
・指をいじる
・腕が動く
など
◎視線
視線も感情を表す重要なジェスチャーです。
・目を見ない
・目をこする
・斜め上を見る
・まばたきが多い
など
しかも、これは子どもだけではなく、話を聞いているこちら側も視線や表情で子どもに感情を無意識に伝えていることも忘れないように!
笑顔で聞けない場合は、眉間にしわをつくらないようリラックスした視線(表情)を意識するとよい。
◎言葉のトーンと周辺言語
周辺言語とは「言葉以外の音」のこと。ため息や感嘆、泣き声、うなり声のこと。
「はあ~」というため息をついた後、“しまった!“と思うことがよくある。言葉には出さなくても、「ママは怒っている」「もう知らない」等、無言の圧力を感じさせている。この周辺言語も、気持ちを伝える重要な『言葉』となる。
◎沈黙
沈黙にも種類がある。思案中の沈黙。休止の沈黙。拒絶の沈黙。
沈黙が始まると、こちらのイライラが倍増することがあるが、沈黙も子どもの感情を伝える『言葉』だと思えば、その『言葉』に返す返事も変わってくるだろう。
◎相手とのスペース(距離)
話をしている子どもは、どんな距離を保っているだろうか。また、体の向きはどちらを向いているだろうか。
すべての気持ちを理解することは難しいが、非言語コミュニケーションを発していることを理解するだけでも、子どもとの会話が変わってくると思う。そして、これらは大人同士の会話にも言えること。パートナーとの会話でやってみるのも♡