通信簿
桜の花が満開。
娘達は今日から春休みに入り、自由な時間を過ごしている。
昨日、通信簿をもらって帰って来た。
この、通信簿、家庭でどんな風に見ている?
私は、通信簿を作る側だったので、子どもへの愛情がたっぷりつまった1枚の紙の重さを感じて欲しいと願っている。(なかなかそれが伝わらないのが悲しいのだが…)
今は、通信簿を作るソフトにデータを入力して、所見も整ったフォントの文章。教師になりたてのときは、○や△などのハンコを押して、所見も下書きをして、文字の大きさや行数を確かめながら、手書きで書いていた。
今も以前も変わらないのは、
子ども達が前を向いて、次の学年に進んで行けるように、
願いながら作る。
家庭で、子どもから通信簿を受け取ったときに、ぜひ、一緒に1年間を振り返りながら、伸びた所、頑張ったことを認めてあげる材料にしてほしい。
①出席日数
まずは、ここ!
学習の事へ目がいくと思うが、出席日数も大切にして欲しい。
自分の毎日が数字として出てくる。どんなことで休んだのか、1年を振り返ってみると、見えてくることがある。
欠席があってもなくても、学校に通う事ができたのは凄いこと!!!
子どもの頑張りを、伝えないのは、なんともったいないことか。
楽しくて楽しくて、毎日学校に行きたかった。
→
「友達や先生に恵まれたんだね。」
「友達が優しいのは、あなたも友達に優しくしてたからだよ。」
学校に行くのは普通だから。
→
「嫌だなぁ、と思っても毎日学校に行けたのは凄いね。」
「毎日の積み重ねがあったから、漢字も沢山覚えることができたんだね。
学校に行くことに辛さをかんじている。
→
「○○の時は行ったね。ーーが楽しそうだったよ。」
「○○があってきつかったね。」
「○月が1番出席してたね。」
「おうちで、漢字を頑張ってたよね」
子どもの事情がそれぞれにあると思う。
学校に行くことが全てではないので、その子がどこへ向かっているのかで、声のかけ方が変わっていく。
②学習の状況
ここで、言いたいことはたくさんある~!
と思うかもしれないが、あくまでも結果、終わったこと!!
プラスの会話をする。
「前期より、国語が伸びてるね。」
「算数は計算が得意だね。」
「さすが、体育はバッチリ。」
③所見欄(先生からのコメント)
先生は、頑張ったことを中心に書いてあるはず。
親子で読んだあと、質問してみる。
「どう思った?」
「嬉しかった所はある?」
これを聞いても、
「よくわからん」とか、「別に」
なんて返ってくるかもしれない。でも、それは子どもが、この所見を意識してないから。低学年のうちは特に意味が難しかったりするだろう。そんな時は一緒に読んで、分かりやすく伝えていけばいい。
「~って書いてあるけど、そんな事ができてるなんて、知らなかったな。ママは嬉しいよ。」
こんな会話ができると、子どもは明るく前向きな気持ちになってくる。
子どもが自ら、『次は、ここが〇になるといいな』なんてことも思うかもしれない。
年度が変わる時は、友達も変わり、担任も変わり、不安なことが多い。
次の学年も頑張ろう!!
と思えるような、親子のコミュニケーションを♡