学年末テスト!!
先週金曜日、中学2年の長女RUの期末テストが終わった。今回は、今までで1番、勉強していた時間が長かったように思う。私も含め妹&弟がTVを観ている誘惑にも負けず、頑張っていた。
長女はいわいる"真面目"で、宿題でも先にやってしまわないと気になって気になって、落ち着かないタイプ。先生から言われたことは絶対!!夏休みの宿題でも、『まとめて一気にやるのではなく、毎日コツコツ少しずつやりましょう』と言われれば、その通り。「時間があるから、今のうちにやってしまったら?」とアドバイスのつもりで言っても、「そのやり方はだめだから。」と、毎日コツコツやっていた。きっと、先生も『ダメ』とは言わないはずなんだが…(笑)
そんな感じなので、小学生の時から、『宿題をしなさい』と言ったことがほとんどない。一見、とてもいいように思うが、これはこれで、また親としては心配な事がある。融通がきかない、などなど…〘本当に人間って、欲が深い。無い物ねだりが止まらない〙
まあ、この事に関しては、また改めて話すことにする。
今日、テストがいくつか返ってきた。
良かった教科と思うようにいかなかった教科とあったようで、微妙な表情で報告してくれた。
途中で口を挟まず、話を聞こう、と心に決めた。
こちらが「ああだこうだ」言わずとも、思いつくままに話をして、言葉としてアウトプットしていけば、だんだんと考えが整理されて、本人なりに次の対策を練っていくだろう。
案の定、
「リスニングはよかった。」
「長文読解がダメだったから、やっぱり単語帳をちゃんと作ってみる。間違った単語だけでいいよね。」
「歴史も思うようにいかなくて、、、」と、話をしてくれた。
私は「こないだの動画見て、ママも一緒にリスニング練習続けようね。」「間違いノートをまた作って完璧にしよう。」と、一緒にできることを話した。楽しい会話だった♪
1年生の始めは、毎日の宿題さえやっていれば怒られないし、というスタンス。
そもそも、"テスト勉強"とやらが何者かもわかってないし、やり方なんて知るはずもなくて。
テストが返ってきて、『…何これ、そりゃそうだよな…勉強してないし。』というものだった。
たまたま、学年末にコロナでの休校になり、『よし、ママ塾開催!』とこれまでのテストをかき集め、間違った所ファイルを作って、取り組んだ。
中学生になってまで、親が勉強を細かく見なくてもいいよね。
こうやってみよう、ああやってみようと色んな方法を試して、無駄なこともいっぱいやって、自分で見つけることが大事よね。
と思っていた。
が、休校になって、勉強大丈夫か?と不安になった。塾にいかせてる訳じゃないし、塾に行ってる子は色々教えてもらってるし、と考えて、『ママ塾』を開講することになった。
ママ塾 と言っても、何も大げさなことはしていない(-_-;)
〈私がやったこと〉
- 間違った所のファイルを作る手伝い。
- 休校中の学習の見守り、確認。
- 学校から出ている、学習したことをまとめるノートへの週1回のコメント書き。(娘のやったことを肯定する内容を書く)
休校が明け、最初のテストで、1番いい結果をとることができた。娘も自分が頑張ったことで結果が出て、テスト対策の勉強に手応えを感じることができた。
それからは、勉強することに意欲を持てるようになった気がする。
先生から言われたことだけ"こなす"のではなくて、自分なりに自分にあった勉強方法を工夫していくことも楽しくなってたくれたよう。 嬉しい。
今回のテストの成績が全部出るのは週末か週明けか…ドキドキ
テストの点を競いあっている友達がいて、その子の影響もとてもいい☆
どんな結果でも、また次に意欲を高めてくれるように、話を聞いてやりたい。
4月からは受験生!頑張れ娘よ~~~
④基本のステップ1~その3~
子育てコーチングには6つの基本ステップがある。
- 傾聴するー子どもの話をよく聞く
- 共感するー暖かな言葉で子どもの話を受け止めたことを表す
- 質問するーさらに深く自分を振り返るように子どもを導く
- 承認するー人から承認されることで、安心感や勇気を得る
- 行動ー子どもに解決案を考えさせる
- 継続ー自分で決めた目標を守れているかどうかフォローする
今日は、ステップ1.傾聴 ポイント③〔非言語コミュニケーションを聞く〕について。
聴くためのポイント③
◇非言語コミュニケーションを聞く
非言語コミュニケーションとは
視線
表情
体のしぐさ(ボディランゲージ)
声のトーン
のこと。
私たちは、コミュニケーションをとるときに、言葉以外のこれらのことからたくさんの情報を得ている。まだ、語彙力や会話のスキルが未熟な子どもなら、なおさら大切なものとなってくる。意識的に発する言葉とは対照的に、非言語コミュニケーションは無意識に発生する。
→→→子どもの心の中をより深く感じる手がかりとなる。
◎ボディランゲージ
・腕を組む
・袖口や手首を触る
・首をかく
・顔を触る
・指をいじる
・腕が動く
など
◎視線
視線も感情を表す重要なジェスチャーです。
・目を見ない
・目をこする
・斜め上を見る
・まばたきが多い
など
しかも、これは子どもだけではなく、話を聞いているこちら側も視線や表情で子どもに感情を無意識に伝えていることも忘れないように!
笑顔で聞けない場合は、眉間にしわをつくらないようリラックスした視線(表情)を意識するとよい。
◎言葉のトーンと周辺言語
周辺言語とは「言葉以外の音」のこと。ため息や感嘆、泣き声、うなり声のこと。
「はあ~」というため息をついた後、“しまった!“と思うことがよくある。言葉には出さなくても、「ママは怒っている」「もう知らない」等、無言の圧力を感じさせている。この周辺言語も、気持ちを伝える重要な『言葉』となる。
◎沈黙
沈黙にも種類がある。思案中の沈黙。休止の沈黙。拒絶の沈黙。
沈黙が始まると、こちらのイライラが倍増することがあるが、沈黙も子どもの感情を伝える『言葉』だと思えば、その『言葉』に返す返事も変わってくるだろう。
◎相手とのスペース(距離)
話をしている子どもは、どんな距離を保っているだろうか。また、体の向きはどちらを向いているだろうか。
すべての気持ちを理解することは難しいが、非言語コミュニケーションを発していることを理解するだけでも、子どもとの会話が変わってくると思う。そして、これらは大人同士の会話にも言えること。パートナーとの会話でやってみるのも♡
1年生へ向けて
年明けから少しずつ、小学校の入学説明会が始まっていると思う。息子のYUも、4月から小学生になる。緊急事態宣言が出たので、説明会は中止となった。資料だけ、もらってきた。
これまでは、子どもと一緒に通学路の危険な所や注意するところを確認しながら、親子で楽しく歩いて行っていた。
学校では、親が説明や公演を聞いている間に、子どもは、1つ上の現1年生と一緒に遊んだり、学校は楽しいところだよと教えてもらったりしていた。
残念な事に、今年はこれがない。とても寂しいな、と感じている。私は第3子で、しかも小学校の教師をしていたので、何も不安はないが、初めて小学校に入学する人にとっては不安な事がたくさんあると思う。
今日は、私が教師をしていて、これを準備しておいた方がいいな、と思っていたことを書いていこうと思う。
あくまでも、私が勝手に考えたことなので、参考までにしてもらえるとありがたい。
①心の準備
②体の準備
③身の回りのこと
☆おまけ
①心の準備🖤
私もついつい息子に言ってしまうことがある。
「これ、できないと、1年生になって、先生から怒られるよ。」
と…(^_^;)
これは、あまり言うべきではない。学校はできないと怒られる所だという恐怖心を与えてしまう。学校は失敗していいし、できないことができるようになる場所。
「これができると、カッコいい1年生になるから、頑張ろう」
「もうすぐ1年生だから、自分でできるようにチャレンジしてみよう」
と声をかけたいな、と心がけている。
叱るときは、1年生になるから、という理由ではなくて、その行為の意味をしっかり伝えて叱ればよい。
1年生は楽しいことがたくさんあるよ。学校は間違っても大丈夫。
という心の準備をしてほしい。
②体の準備
"早寝・早起き・朝ごはん"
やっぱりこれは大事!!本当に大事!!
そして、欲をいうなら、朝のうんち。
③身の回りのこと
当然ながら、自分のことは自分でできるようになっておかないといけない。
まず、学校に持っていく物、着ていく物は自分で扱うことができる物。もって行く前に、練習してみることをおすすめする。
もし、どうしても難しい時やハプニングが起きたときには「手伝ってもらって大丈夫。」「先生に言っていいのよ。」と自分で言えるように、この場合も練習しておくと安心(^-^)
翌日の学校の準備をしたり、学校から配られたプリント(以外と多い!!)や宿題、連絡帳を見せたりするのも、とても大事。前日の夜や朝の準備の仕方、帰ってきてからのルーティンを考えておいた方がいい。特に働くママやパパは、夕方帰宅後はいっぱいいっぱい。子どもが一人でできるようなルール作り・環境作りをぜひ!
☆おまけ
いろいろ言っても、やっぱり気になるお勉強のこと。
〈文字のこと〉
えんぴつの持ち方に変な癖がついていると、子どもの負荷がふえる。文字は覚えないといけない、さらに、えんぴつの持ち方も正しく持ち変えないといけない、となるととてもしんどい(;´Д`)
えんぴつの持ち方はお箸の持ち方と通じている。お箸とえんぴつの持ち方は、今のうちにぜひ見直してみるべき。
ひらがなはすべて書けなくてもいいが、これまでいかにたくさんお絵かきをしているか、という経験の差はでてくる(運筆力)。ぜひ、楽しく、『かく』という遊びをたくさんさせてほしい。
息子YUもそうだが、スマホやタブレットで動画と仲良しの今の子ども達。耳から入る、流れてくる言葉の知識はたくさんもってる。私は息子に、目から入ってくる(おだやかで心地よい)言葉の知識も増やしたいと思っている。読み聞かせをするときに、文字を指で追いながら読んだり、息子と交互に読み合ったりしている。
〈数のこと〉
いくつまで、数のカウントができるか?ぜひ、生活の中で、数を数える経験をたくさんさせよう。そして、物がいくつあるか、指をさして、もしくは1つずつ手にとって数えることも幼児期に大切なこと。お店屋さんごっこで物の数とお金のやり取りもとてもいい。
人間の指はとても便利。5と5で10。3と2で5。指を使って色んな数の遊びをするのもおすすめ。
指でなくとも、積み木でも、ビー玉でも、なんなら大好きで集めているトミカの車でもいい。物を使って『数』を数えて遊ぶことをやってみてほしい。
親としては、計算や読み書き、大丈夫かな、と心配になる。授業中、しっかりと集中できるだろうか…
大丈夫です。先生がいます。(*´∀`)なにより子どもも頑張ります。何かある時は連絡がくるし、必要な時は相談していい。
入学してからしばらくは、親も一緒に頑張らないといけない事が増える。でも、こうやって、子どもといちゃいちゃ❤️わちゃわちゃ🎵できるのも、今しかない!
無理をせず、楽しくできるといいな。
絵本か動画か…
うちの子ども達… スマホやタブレット(動画やアプリゲーム)に大変お世話になっている。
親が楽をするための道具なのか、子どもが楽しみ、成長するための道具なのか…
自分が子どもの時には無かったもの、子どもがどう育っていくのか未知すぎて、恐ろしい。
でも、これから生きていく子ども達の世界には無くてはならないもの。これらのものに振り回されることなく、使いこなせる人間になって欲しい。
"楽をする"といえば、
便利になって、よくなった事がたくさんあるけど、逆に不便になったこともある。
☆蛇口やドアノブ
子ども達は"つかんでひねる"という作業をしなくなった。握力がつかず、手首が回らない。
→鉛筆を持って、字を書く動き
手首を回さずに字を書くと、書きずらい。字を書く事に困難さを感じる子どもになってしまう。
☆トイレの自動水洗
自分が排泄したものを見ない。自分で流さない。
→健康管理やトイレの汚れなどを意識できない。後始末の意識が育たない。
☆学習アプリ
とにかくサクサク進んでいける。"できた"感が強すぎて、自分の手を使い、アナログでやったときにギャップがありすぎて、"できた"感を感じられない。失敗の経験が減る。
→やる気がおきない。自信喪失。できるまで繰り返す努力を嫌がる。
例えば、画面に線を引くと、実際はにょろにょろと曲がっているが、一瞬で直線になって書いたあとが表れる。子どもは綺麗な直線が引けたと勘違いする。
鉛筆を持たせ、紙にお絵描きをすると、自分が思い描いたものと違う物しか書けなくて楽しくない。時間をかけて続ける根気が育ってない。
動画やアプリ、ゲームなどもこれから大切な物。子ども達の未来に無限の可能性が広がっている。
けれど、子どもの発達段階に合わせて、使い方はしっかりと親が見極めなければならない。
そして、便利になって失われた物をどう補っていくかも考えていきたい。
さっきまでゲームに夢中になっていた息子YU。たまたま、私が出して、ベッドに置いたままにしていた絵本を見て、
「今日は、これ読みたい。」
久しぶりの読み聞かせ。
所々、
「ここは、YUが読んでぇ」
と私がおねだりしてみる。
やっぱり絵本も楽しい(*´∀`)♪
ゲーム大好きな息子。ゲームとどう向き合わせるか、毎日悩んでいる。
『将来、プロのeスポーツ選手にするための英才教育(笑)』などと、自分を正当化させる言い訳などにせずに、私もまだまだ勉強して作戦を練らなくては…
やる気にさせる!?
やる気がない子にやる気を出させる。
すごく難しい。
特にわが子となると、どうしてこうも上手くいかなくなるのだろう。
私の数少ない成功話。これは自分でも『よっしゃ!』と心の中でガッツポーズをした話。
その日は何か用事があったのだと思う。いつもより宿題をするのが遅くなってしまった。早く取りかからせないと、眠くなってしまって、またやっかいなことになる。と、夕食の食器を洗いながら声をかける。
「宿題、そろそろしないと眠くなるよ。」
「早くしておかなかったから、こんな時間になっちゃったよ。」
「うーーん」
返事はする。そして、何となくついてるTVを見て笑っている。まだ、目はさえてるぞ、今のうちだ!
早く片付けを終わらせたいが、今は宿題だ。洗い物をやめて(←これが難しくてなかなかできない)、TVのスイッチを切る。
「よし、やろう!ママも手伝うから。」
「うん。」
一緒に机に向かって、鉛筆が進むのを見守る。
しかし、さっきまでしっかりと目を開けてTVを見てたのに…背中が曲がりはじめ、机にアゴが付き、目が……あああ
「遅くなったし、眠くなったね。きついよね。」
「よし、特別に、あれやろう!あれ。2回戦だけ!そしたらまた、がんばれるんじゃない?」
大好きなゲーム♪
【これを選んだ理由】
1,一瞬でテンションがあげられる
2,勝っても、負けても気分爽快
3,時間がかからない
喜んで持ってきた。
私も、容赦しない。本気でやる!
2回とも私の勝ち。
勝つか負けるか、少し迷ったが、これをやる時は、負けても楽しそうに笑ってるのを知ってたので。
全力で楽しむ♪♪
「ねえ、もう1回やりたい」
「それはだめ、2回だけ。約束。」
「うん、わかった。じゃ、宿題終わったらまたやろう。」
そういって、宿題を再開させた。
時々、思い出し笑いをして
「もう、ママ強かったよ~(o^―^o)ㇸㇸ」って、こっちを見る。
そして、ご機嫌であっという間に終らせた。
うまくいったポイントをまとめる。
ここで、大切なのは3つ。
①自分も動く(洗い物をやめる)
②子どものマイナスの気持ちを認める。(◎きついんだよね、そうだよね)
③自分で決定させる(約束を守る→宿題をする)
今回は、結果として‘‘宿題をする‘‘ということを自分で決定することができた。
すべて、子どもの気持ちと行動を見越していたわけではない。自分自身もいっぱいいっぱいの毎日の中、そんな心の余裕はない。偶然と言えば偶然(笑)
でも、洗い物をやめたことで、いい流れができたと思う。
たまたま、うまくいっただけかもしれないけど、なんとなく、分析してみるとおもしろい。
入学準備!
えんぴつ7本入る!!
— yuriru (@yuriru15) 2021年2月7日
これはいい✨息子の1年生への準備に購入。えんぴつ5本+赤えんぴつ+青えんぴつ=7本 pic.twitter.com/y2RnBvJsXG
今度、新1年生になる息子YUの筆箱を以前から検討していた。子ども達の通う小学校では授業1コマにつき鉛筆1本という考え方。(上2人の姉が1年生の時はそうだったのできっと今度も?)私も基本的にはこの考え方に賛成。学校で鉛筆を削らなくてもいいように。
しかーし!!多くの筆箱は、鉛筆6本しか収納できない。持ちものとして書いてあるのは、鉛筆5本、赤鉛筆、青鉛筆 なんと鉛筆計7本!!
このミッションを攻略するために、ツインの赤青鉛筆で乗り切るが、これがまた使いにくい。赤と青を使う頻度が違うため、青だけが残っていく…
赤は赤!青は青!と1本ずつ持たせたい。
この、筆箱は、その願いをかなえてくれる☆☆
ネットで探した時には、この筆箱は見つけられなかった。
たまたま行ったイオンで見つけた。イオンさん、ありがとう。
皆さんも使っていただろう、箱形の筆箱。この筆箱はとっても素晴らしいと思う。低学年の子どもには本当にぴったり。
・一目で物の管理ができる。
・1つずつ、物の収まる場所がある。
・余計な物が入らない。
・キャップがいらない。
「ママね、めっちゃいい筆箱見つけたよ~。これ、すごいんだよ!」
と、ちょっとご機嫌に説明したら、
「えっ!これぼくの?」「やった!!」
よかった、気に入ってくれた。
お片付けがとっても苦手なYU。
自分の持ち物の管理ができるようになるためのステップ。頑張ってね☆
ほめられるとのびるタイプ
こんな日常~教室編~
"ほめられるとのびるタイプです"
よくそんな人がいる。
いや、それはみんなだろう!
そもそも、ほめられて嫌な人はいないはず。
確かに、社交辞令とか、おだて、とか色々ある。
明らかに、自分の都合でほめる人がいたり、何にもわかってない人からその時の流れでほめられたりする場合は置いといて。
子どもは特に、"成長したい" "できるようになりたい" という生き物。ほめられた時って、大きくなった自分、できるようになった自分を感じられる至福の瞬間☆
子どもを伸ばしたいと思ったときに
"成長したね"
"できるようになったね"
"すごいね"
と言えるようにする。
その場面がたとえ泣いている場面でも。
15年以上前の1年生の教室
計算練習のプリントをしていた。計算が苦手で、時間がかかるKくん。でも、とっても頑張りやさん。物静かで、あまり自分の意見を言わない。
1枚プリントが終わると、丸付けしてもらい、またもう1枚。目標は2枚終わらせること。K君の机の横を終わった子が丸付けに行くために通る。それでも、集中して頑張っている。2枚とも終わった子は、読書やお絵かきをしたり、おまけの課題をしたりと、プリントをする子はK君一人になった。
「キーンコーン カーンコーン」あぁ…チャイム鳴ってしまった。K君、終わらなかったなぁ。
すると、K君が泣き出した。私は、誰かK君の事をバカにした子がいたのか??とドキッとした。
まわりもざわついて、近くの女の子がかけより、何やら話をしている。
「どうしたの?」
「先生、K君、悔しいって」
私はK君がなんともいとおしくなった。
「悔しいって素敵だね。
K君、すごいね。
涙が出るくらい頑張ったって事だよ。」
「頑張ってなかったら、
どうでもいいことだったら
悔しいなんて思わない。」
「チャイムがなるまで、
1番長く集中してたのはKくん。」
『できなかったね、残念だった。
じゃ、次は頑張ろうね。』
いや、今、頑張ったんだもん。
さらに、また頑張れ!?
なんと酷なことを…
これでは、立ち直れない。
私は、まだ教師になりたてで、『子どもが大好き』っていう感情だけで、がむしゃらに動いていた時。
このあと、教室がほわんっと温かくなったのを覚えている。
その時に補助でついてくれていた先生から
「先生のあの言葉、とっても感動したよ~。」
ってほめてもらえて、うれしくて、今でも忘れられない出来事になった。
この先生の一言で、私の教師の"伸びしろ"が少し広がったと思う。
そうです、私も
ほめられたらのびるタイプ